こんにちは!
大手食品メーカーを1年で退職し、第二新卒での転職活動を経験した就活マンです!
第二新卒で転職する場合、前職よりも条件や環境の良い職場に入りたいですよね。
むしろそれが転職の大きな理由になるかと思います。
そこで今回の記事では、第二新卒で転職する際にキャリアアップが期待できるおすすめ業界について解説していきます。
業界の紹介だけでなく、具体的な転職方法まで解説しているので、ぜひ最後まで読んでもらえればと思います。
第二新卒におすすめの業界は?理由や動向を解説
第二新卒として転職先を探すとき、良い業界はどこか悩んでいる人も多いでしょう。
これから転職するなら、おすすめなのは以下の業界です。
- IT業界
- 高齢者向けサービス業界
- コンサルティング業界
- 食品業界
- 化学業界
- 種苗業界
- 医薬品業界
以下に、それぞれの業界の特徴や動向、なぜおすすめなのかについて解説しましょう。
①IT業界
まずはIT業界の動向について述べましょう。
総務省の令和2年度版情報通信白書によると、情報サービス業における2018年度の売上高は18兆5334億、1企業あたりの売上は51億円で、前年度比で1.8%増の伸びを見せています。
IT技術は今や生活から切り離せないものとなっており、さまざまな業界で需要が高まっています。
近年、特に注目を集めているのはAIやIoT(Internet of Things)などの新技術で、今後もこの分野をはじめとして成長し拡大し続ける業界であることは間違いないでしょう。
おすすめの理由と注意点
転職先としてIT業界をおすすめする理由として、まずは人手不足のため比較的採用されやすい点が挙げられます。
以下のグラフをみてください。
経済産業省の調査によるIT人材の需要と供給のギャップを示したグラフです。
有名なので、見たことがある人も多いでしょう。
このグラフによると、2030年度にはIT人材の需要に対して以下の不足が生まれるとしています。
- 需要の伸びが1%の場合:約16万人が不足する
- 需要の伸びが2~5%の場合:約45万人が不足する
- 需要の伸びが3~9%の場合:約79万人が不足する
これだけ人手不足が懸念されている現状で、積極的に中途採用している企業は多いのです。
専門スキルが身につくことも外せない理由の1つ。
高い専門性を身につけるほど、己の市場価値を高められます。
IT業界といっても幅広く、さまざまな職種があり、多様な働き方が可能です。
スキルを習得し、将来的にはフリーランスして活躍することもできるでしょう。
とはいえ、内定を得るためには最低限のスキルや知識は必要です。
スクールなどで学んでから転職にチャレンジしたほうがいいでしょう。
②高齢者向けサービス業界
高齢者向けサービス業界とは、お年寄りの生活を支える業界です。
ぱっと考えて浮かんでくるのは介護施設ではないでしょうか。
しかし、実はそれだけではありません。
高齢者向けの市場は、以下のように多岐に渡ります。
日本が超高齢化社会化しているのは皆さん知っているでしょう。
お年寄りの数が非常に多く、それだけ市場の拡大も見込めるのです。
特に介護関連産業は、施設や訪問サービスのほか、高齢者でも食べやすい配食サービスや生活を手助けする生活支援サービスなどがあり、幅広い含みを持った市場です。
みずほ銀行によると、この市場の規模は2025年には100兆円規模まで増大することが見込まれています。
おすすめの理由と注意点
成長産業であり、今後も業界が拡大することが見込まれるのがおすすめする大きな理由です。
経験を積んでスキルや知識を身につけておけば、同業界でもっと良い条件の職場に転職したいと考えたときも成功する確率が高くなります。
ただし、高齢者向けサービス業界のなかでも、介護施設の介護職員は少し考える必要があるでしょう。
たびたび、激務で薄給な点が問題になるからです。
とはいえ、待遇改善に力を入れる施設ももちろんあります。
人手不足のため未経験・無資格でも採用されやすく、働きながら資格が取れる体制が整っている施設もたくさんあります。
介護職員を目指すなら、転職エージェントなども活用して情報を集め、待遇や研修体制が整った施設を選ぶようにしましょう。
③コンサルティング業界
コンサルティングとは、企業に対して経営上の問題点を明確化し解決策を提案することです。
コンサルティングファームでは、「経営者を以下にもうけさせるか」との視点から中長期の企業戦略を立案したりM&Aを仲介したりと幅広い業務を行います。
IDC Japan 株式会社の調査によれば、コンサルティング業界の市場規模は2019年に前年比7.3%増の8217億を示しています。
さらに、2024年には1兆円に達する見込みです。
働き方改革、コロナ禍によるテレワークの導入、AIやビッグデータを活用したIT戦略など、企業を取り囲む環境が変化し続けており、コンサルティングを依頼する企業は増加傾向にあります。
コンサルティング業界も、今後の成長が見込める業界といえるでしょう。
おすすめの理由と注意点
「第二新卒で経験も少ないのにコンサルティングなんて無理では」と思われる人もいるかもしれません。
実は、コンサルタントファームの多くは、実績よりも将来性を重視したポテンシャル採用を行っています。
全体的に人手不足の傾向にあり、若くて意欲のある第二新卒の採用も積極的に行っているファームが多いです。
未経験から転職してきた人も多く、前職での知識や経験を活かして働いています。
育成に力を入れ、研修が充実しているところも多いです。
実際の業務でもチームを組んでプロジェクトに取り組むため、経験がないからと過剰に心配することはありません。
また、平均年収も高い傾向にあります。
dodaによると、コンサルタントの平均年収は607万円で、20代後半で1000万円に到達する人もいました。
なお、コンサルティング業界と一言でいっても、戦略、IT、人事、総合系など多様な分野に分かれています。
応募するにあたっては、自分が興味を持てる分野を得意とするファームを選びましょう。
④食品業界
農林水産省の統計によると、2018年における農業・食料関連産業の国内生産額は117.3兆円にも及びます。
前年から0.2%増とわずかな変化ながらも、これは国内の全経済活動の11.2%を占める高い割合です。
食は人の生活に欠かせないもの。
爆発的に成長し伸びる分野ではないものの、不景気にも強く、比較的安定している業界といえるでしょう。
今後は健康食品市場や先ほど述べた高齢者向けサービスと絡む介護食品市場、宅配などの分野での発展も期待できます。
国内市場の安定と日本食ブームを背景に、海外に進出する企業も増えている昨今、グローバル化もますます進むでしょう。
おすすめの理由と注意点
不景気に強く安定した業界のため、落ち着いた社風で働きやすい企業が多いです。
残業時間も、ほかの業界よりも少なめの傾向にあります。
高収入よりも働きやすい環境を求める人に特に良いでしょう。
ただし、勤続年数が長い人が多く、求人はそれほど多くありません。
希望者も多い業界のため、ライバルがたくさんいます。
転職エージェントを活用するなど、入念に対策して転職活動に臨みましょう。
⑤化学業界
化学業界はBtoBの企業が多いため、消費者からは何をやっているのか、どのようなメーカーがあるのかわかりづらい面もあるでしょう。
しかしながら、一般の知名度はそこまで高くなくても、非常に高い技術力を持ち世界で活躍している化学メーカーは少なくありません。
日本の大手家電メーカーの多くが、他国の安価な商品を売る企業にシェアを奪われ苦境を強いられていることは知ってのとおりです。
一方、日本の化学メーカーの優れた技術力は他国の企業がやすやすと代替できるものではありません。その意味で、安定して需要があります。
日本化学工業協会によると、2015年における化学工業の出荷額は44兆円にも上り、雇用者は87万人を数え、日本の経済に大きく貢献しています。
おすすめの理由と注意点
食品業界と同様に、化学業界もほかの業界と比べて残業が少ない傾向にあります。
有給取得率も高い傾向にあり、働きやすい環境の企業が多いです。
離職率も低く、安定して長く働きたい人に特に向いています。
ただし、研究職や開発職はスキルや知識がなければ難しいでしょう。
未経験で専門知識もない人が化学業界を目指すなら、営業や事務などがねらい目です。
⑥種苗業界
次に第二新卒におすすめしたい業界が「種苗業界」です。
種苗業界は食品メーカーに比べると、求職者からの人気が低い業界ですが、広い視野で考えてみると「種苗」は食に直結しますよね。
食は景気に左右されない業界なので、非常に安定性が高く、競争性も激しくない。よってブラック企業が少ない業界の1つと言えます。
おすすめの理由と注意点
種苗業界は食品業界に比べると圧倒的に求人倍率が低いですが、種苗業界大手だと食品大手に引けを取らない待遇です。
種苗業界大手の「サカタのタネ」は平均年齢37歳で、平均年収が634万円。新卒での入社倍率は43倍。
一方で、食品業界大手の「カゴメ」は平均年齢41歳で、平均年収が773万円 。新卒での入社倍率は476倍。
そこまで年収が変わらないのに、倍率に圧倒的な差があることが分かりますよね。
注意点としては、安定性の高い会社は年功序列で、上下関係がしっかりしており、お硬い考えを持つ人が多い傾向にあることでしょう。
「安定」と「柔軟性」はトレードオフの関係にあることを押さえておきましょう。
⑦医薬品・医療機器業界
そして最後に第二新卒におすすめしたい業界が「医薬品・医療機器業界」です。
圧倒的に利益率が良く、国からの補助金も出やすいため儲かっている企業が多いですね。
また参入障壁が非常に高いので、競争が激しくないという点も魅力。
実際に僕の友人は、年収300万円のブライダル業界から第二新卒にて、医療機器業界の営業職に転職。
今では年収700万円以上かつ、勤務時間も大幅に減ったとのことです。
おすすめの理由と注意点
この業界のおすすめ理由は先に説明したように、高い利益率と参入障壁の高さゆえの安定性にあります。
医療機器だと契約が決まれば、対象の病院との長期的な関係を築くことがベースとなるので、新規開拓があまりにキツイということも少ないようです。
第二新卒におすすめできない業界は?
1章では、第二新卒が転職する際におすすめの業界について解説してきました。
ここでは、逆におすすめできない業界を紹介しましょう。
特におすすめできないのは以下の業界です。
- 宿泊業界・飲食サービス業界
- 出版・印刷刷業界
以下に、おすすめできない理由を解説します。
宿泊業界・飲食業界
宿泊業界・飲食サービス業界は、全業界中、離職率トップの業界です。
厚生労働省の調査によると、2019年に離職した人の数は宿泊業・飲食業合わせて154万8000人。
離職率は33.6%もあり、これはほかの産業に比べても突出した数字です。
どうしてこんなに離職率が高いのかというと、ほぼ以下の2点につきるでしょう。
- 激務
- 薄給
総務省の統計によると、宿泊業・飲食サービス業の1カ月あたりの平均賃金は12万6225円。
調査産業の平均額が32万3547円なので、ちょっと引くくらい低い金額です。
また、宿泊業も飲食サービス業も勤務形態が不規則で、労働時間が長時間に及びがち。
土日や正月、お盆なども休めません。
辞める人が多くて人手が足りず、さらに現職者に負担がかかる悪循環に陥っている職場も多いです。
賃金が安いうえに身体的な負担が大きいことが、離職率を高めている主要因でしょう。
専門知識を身につけづらく、キャリアアップも難しい職種です。
「それでも昔からあこがれていた」「やりたいことがこの業界でないと実現しない」といった人であれば、挑戦すると良いでしょう。
もちろん、なかには優良な企業もあります。
「転職会議」などの口コミサイトで評判を調べて応募すると良いでしょう。
どうしても挑戦したい熱い思いがない人なら、あえて転職先として選ぶ魅力はあまりないと言わざるを得ません。
出版業界・印刷業界
出版業界がおすすめできないのは、今後の成長があまり望めないからです。
雑誌を始めとした紙の書籍の売上が低迷し、回復を図る手を打てていないのが現状です。
その一方で、電子書籍の売り上げもさほどの伸びを見せていません。
このような状況で、倒産する出版社や取次店も出ています。
それに伴い、印刷業の売り上げも縮小傾向にあります。
今後大きく成長することは難しい分野でしょう。
自分が関わった企画が実際に書籍となって世に出るなど、やりがいを感じることも多い仕事ではあります。
それでも、これまで興味がなかった人ならあえて選ぶ必要はないでしょう。
第二新卒がおすすめ業界への転職を成功させるには
第二新卒がおすすめ業界への転職を成功させるなら、十分に対策する必要があります。
ここでは、転職活動をするにあたって注意すべきポイント4つを紹介しましょう。
- 転職エージェントを活用する
- 自己分析し自分の強みを把握する
- 企業研究し志望企業が求める人物像を把握する
- 説得力のある志望動機にする
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
転職エージェントを活用する
ひとりで転職活動をしていると、悩んだり行き詰ったりすることもあるでしょう。
そのようなときは、転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントに登録すると、担当のキャリアアドバイザーがついて無料で細やかなサポートやアドバイスが受けられます。
応募や企業とのやりとりもしてくれるので、さまざまな負担が減りますよ。
転職エージェントは非常にたくさんあり、特徴もサポートの質もターゲットもさまざまです。
そこで、複数の転職エージェントに登録して実際に面談し、合うところ・信頼できそうなところをメインに使うと良いでしょう。
退会は簡単にでき、引き止められるようなこともないので心配いりません。
転職エージェントを活用するメリット
転職エージェントでは、以下のようなサポートを行っています。
- 無料で利用できる
- キャリア相談ができる
- 企業との調整を代行してもらえる
- 応募企業の内情を知れる
- 好条件の非公開求人を多数保有している
- 応募書類の添削や面接練習など選考対策が充実している
- 内定後の条件交渉をしてもらえる
さまざまなメリットのなかでも、特に大きいのはキャリア相談ができる点、選考対策が充実している点、そして非公開求人を多数保有している点です。
より良い転職のためには、キャリアビジョンをもつことが欠かせまん。
ところが、自分ひとりで考えていると、どれだけ客観的に俯瞰して考えたつもりでも範囲が限定されてしまうもの。
転職エージェントのキャリアアドバイザーはさまざまな業界・職種を見てきています。
有益なアドバイスが得られるでしょう。
志望企業にあった選考対策が受けられる点も大きな魅力です。
内定を得る確率をぐんとあげることができます。
また、転職エージェントは多数の非公開求人を保有しています。
非公開求人は、応募が殺到することを避けるため、転職エージェントが選んだ人材だけに公開するようにしている好条件の案件であることが多いです。
一般に公開されていない案件ですので、転職エージェントに登録しなければ出会えません。
おすすめ転職エージェント
第二新卒の転職でおすすめの転職エージェントを紹介しましょう。
まずは「リクルートエージェント」です。
業界最大手の転職エージェントで、圧倒的な数の求人を保有しています。
キャリアアドバイザーの質も高いので、キャリアカウンセリングだけでも受ける価値があるでしょう。
まずどこかに登録するとなったとき、押さえておきたい転職エージェントです。
次におすすめは「doda転職エージェント」。
リクルートエージェントとは少し違い、転職サイトのdodaが提供しているサービスの1つです。
転職サイトとして多くの求人情報を閲覧でき、転職エージェントとしてさまざまなサポートを受けることもできます。
両方の良いところどりができるので、ぜひ登録しておきましょう。
第二新卒の転職なら、「ウズキャリ」も利用すると良いでしょう。
第二新卒に特化しているのが特徴で、手厚いサポートが期待できます。
第二新卒の転職ノウハウが豊富で頼りになります。
以下の記事も参考にしてください! ↓↓
自己分析し自分の強みを把握する
転職活動をするにあたって欠かせないが、入念な自己分析です。
新卒での就職活動で自己分析をした人も多いでしょう。
第二新卒であれば、それから数年働いて仕事の経験を積んでいます。
新しい価値観を得たり考え方が変わったりしたこともあるでしょう。
そのような点を反映して、改めて自己分析をすることが必要です。
自己分析する目的とは
ここで、改めて自己分析を行う理由を確認しておきましょう。
理由は主に次の2つです。
- 自分に合った転職先を探す軸をつくる
- 選考で自分の魅力や強みをわかりやすく伝えられるようになる
自己分析とは、自分自身を知ることです。
「自分はどのような仕事がしたいか?それは何故か?」「どのような仕事にやりがいを感じたか?」など、自分自身に問いかけ続け、深堀りしていくことで、自分の強みややりたいと思っている仕事、価値観などが見えてくるでしょう。
すると、仕事探しでもどのような点を重視すべきかが把握できます。
良い条件の求人を複数見つけたときに、迷わず選べるようになるのです。
この仕事探しの軸ができていないと何を基準に選べばいいかわかりません。
条件につられて興味の持てない仕事に就いてしまい、すぐ辞めたくなるなんてことになりかねないでしょう。
また、自己分析をすることによって自分の強みや考え方の方向性などもはっきりさせられるので、選考でも順序だててわかりやすく説明できるようになります。
自己分析の方法は
自己分析のやり方に決まりはありません。
過去に経験した印象的なエピソード、出来事をすべて書き出し、それに対して自分はどう感じたか、どう対処したかなど記していくのが基本的な方法です。
インターネットで検索すれば、無料で使える自己分析シートのテンプレートがたくさんあります。
1つ選んでダウンロードし、活用すると良いでしょう。
企業研究し志望企業が求める人材像を把握する
応募企業の研究をすることも大切です。
企業研究を行うのは、その会社で自分がやりたいことができるか、社風が合っているかなどを知るため。
自分のやりたいことができる企業であっても、社風が合わなかったり理念に賛同できなかったりしたら働くことが苦痛になりかねません。
気持ちよく働ける職場を探すために、欠かせないのです。
また、企業研究を十分に行って同業他社との違いもきちんと把握しておけば、面接で「どうして他社ではなくうちに応募したのか」といった質問がでたときも、落ち着いて答えられるでしょう。
企業研究をする際は、公式サイトやプレスリリース、転職サイトの情報、業界紙などさまざまな媒体が役に立ちます。
最近は企業がSNSで発信していることも多いです。
志望企業がSNSを使っていたら、それもチェックしておきましょう。
企業口コミサイト「転職会議」の活用もおすすめです。
説得力のある志望動機にする
転職活動の面接では、必ずといっていいほど「志望動機」が問われます。
企業としては、自社に対する本気度が高く、業務内容もきちんと把握したうえで志望している求職者を採用したいと思っています。
そのため、「我社を志望するのはなぜか」を知りたいのです。
「御社の経営理念に共感したため」といったどこでも通用するようなふわっとした内容では、採用担当者の心には刺さりません。
「自分にはしたいことがあり、それが御社であれば実現できることがわかった。前職で○○しており、この経験を活かして貢献できると考え、応募した」など、自分ならではの具体的な理由を伝えることが大切です。
前職(在職中なら現職)の経験やエピソードを付け加えると、より説得力をもたせることができるでしょう。
このような刺さる志望動機を考えるためにも、まずは自己分析と企業研究をしっかり行うことが大切です。
第二新卒が志望業界を選ぶ4つのポイント
いうまでもなく、業界選びは慎重に行うことが大切。
なんとなく憧れていたからといった理由で選ぶと、働き始めてから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しかねません。
転職は、回数が増えるほど不利になります。
何度も職を変えることのないよう、慎重に選ぶ必要があるのです。
ここでは、業界を選ぶ際に押さえておきたいポイントを紹介します。
成長性の高い業界
まずは、これから成長する・伸びる業界です。
成長産業は活気があり、優秀な人材もどんどん入ってきます。
優秀な人間とともに働くことで、自分自身も多くのことを吸収できるでしょう。
変化が激しく大変でもありますが、そのようななかで揉まれることで成長でき、自身の市場価値も高まります。
興味が持てる・強みが活かせる業界
興味が持てること、自身の強みが活かせることも業界選びの大切なポイントです。
採用されればどこでもいいからとうっかり興味のない業界に転職してしまうと、働きだしてからが大変です。
興味のないことに意欲的に取り組むのは難しく、必要な知識やスキルを学ぼうとしてもなかなか身につきません。
自分の仕事に満足感や達成感も得られないでしょう。
そのため、少しでも興味を持てる分野であることを糸口に、業界を選ぶことが大切です。
平均年収が高い業界
働く理由はいろいろありますが、生活していく以上、給料が良いことに越したことはありません。
高収入であれば、それだけやりがいもでてくるものです。
業界によって年収の平均がかなり変わるので、給料の高い業界を選ぶのも大切なポイントといえます。
参考までに、マイナビによる2020年版のモデル年収の平均ランキングを挙げましょう。
- 1位:外資系金融 1515万円
- 2位:専門コンサルタント 775万円
- 3位:不動産 764万円
- 4位:生命保険・損害保険 723万円
- 5位:環境関連設備 685万円
- 6位:金融総合グループ 676万円
- 7位:住宅・建材・エクステリア 648万円
- 8位:証券・投資銀行 642万円
- 9位:精密機器 635万円
- 10位:政府系・系統金融機関 631万円
同じ業界内でも企業によってまた変わってはきますが、参考にしてください。
未経験者の採用が多い業界
業界によっては、いくら興味があっても未経験から転職するのがむずかしいこともあります。
一方で、コンサルティング業界のように積極的に採用している業界もあります。
未経験者をたくさん採用しているということは、教育・研修制度なども整ってる可能性も高いです。
ただ、未経験者を積極採用している業界のなかには、環境が良くなくて人が辞め慢性的に人手不足というケースもあるため、しっかり見極めるようにしましょう。
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第二新卒がおすすめ業界のなかで企業を選ぶ際のポイント5つ
業界選びも大切ですが、もっと重要なのは働く場所である企業選びです。
そこで、ここでは企業を選ぶポイントを紹介しましょう。
研修制度が充実しているか
研修制度が整い、第二新卒でもしっかり育てる風潮のある企業かどうかは重要なポイントです。
特に未経験の業界や職種に挑戦する場合、研修制度が充実している企業のほうが安心でしょう。
研修制度が充実しているかどうかは、「転職会議」のような口コミサイトや求人票、企業のサイトなどを見ると確認できます。
転職エージェントを利用しているなら、キャリアアドバイザーに聞くと良いでしょう。
若手が活躍できる社風か
風通しが良く、若手にも活躍のチャンスがある会社なのか確かめることも大切です。
上司のいうことは絶対で若手が意見をいうことは許されないといった時代錯誤な会社は、残念ながらいまだに存在します。
転職先で仕事をがんばろうと思っていても、このような社風の会社ではやる気も減りますね。
社風については、口コミサイトや転職エージェントのキャリアアドバイザーに確認すると良いでしょう。
離職率は高くないか
あたりまえですが、離職率が高い企業はそれだけ辞める人が多いということです。
激務で発給だったり人間関係が悪かったりと、労働環境に問題がある可能性が高いでしょう。
反対に、離職率が低い会社は働きやすく安定した環境といえます。
転職するなら長く勤められる企業を選びたいもの。
そのため、企業研究の際には離職率も調べ、あまり高いところは避けたほうが無難です。
とはいえ、離職率はあまり公開していない情報です。
大手企業であればサイトの採用ページやIR情報で掲載していることもあります。
口コミサイトでも参考になる情報が掲載されていることがあるので、見てみると良いでしょう。
転職エージェントを利用しているなら、キャリアアドバイザーに確認するのがおすすめです。
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まとめ
現職が辛く転職を考えているけれど、やりたいことが明確ではなく、どの業界を選べばいいか迷っている人もいるでしょう。
第二新卒におすすめの業界には以下のようなものがあります。
- IT業界
- 高齢者向けサービス業界
- コンサルティング業界
- 食品業界
- 化学業界
今後成長していく業界や安定して長く働ける業界を挙げました。
転職活動をするなら自己分析をしっかりし、自分がやりたいことをはっきりさせましょう。
業界を選ぶ糸口がつかめます。
不安であれば、転職エージェントに登録するのもおすすめです。
キャリア相談ができ、どの業界や職種が向いているかなど具体的なアドバイスも得られるでしょう。
この記事を参考に、あなたの強みが活かせ生き生きと働ける業界を見つけてください。
転職活動がうまくいきますよう、お祈りしています。