こんにちは!
大手食品メーカーを1年で退職し、第二新卒での転職活動を経験した就活マンです!
「第二新卒で新しい業種へ転職しようと考えているけど、志望動機の書き方が分からない」と考えている人は多いんじゃないでしょうか。
今と同じような仕事内容ならそこまで悩むことも無いですが、未経験での転職となると考えるのも難しいですよね。
僕は第二新卒にて、異業種への転職活動を経験しましたが、面接や書類対策も含めてかなり大変でした…。
そこで本記事を通して、「第二新卒で異業種に未経験転職する際に、通りやすい志望動機の書き方」を詳しく解説していきますね。

異業種転職でも受かりやすい志望動機のポイントを5つ紹介
早速ですが、異業種転職でも書類選考に受かりやすい志望動機を書くためのポイントについてお伝えしていきます。
どの項目も大切ですが、1~3つ目までは特に重要で、出来ることなら志望動機に盛り込みたい内容ですね。
ただ、企業ごとに求める人物像は異なるので、その企業がどういう人材を欲しがっているのか考えながらピックアップして欲しいと思います。
- 転職先の会社が求める経験やスキルを記述する
- その会社でないといけない理由を記述する
- 新しい仕事への適応力をしっかりアピールする
- 自分のキャリアビジョンを明確に伝える
- 企業理念とマッチしていることを主張する
第二新卒だと社会人経験も短いですし、書く内容もそこまで思いつかないと思うんですが、コツを掴めば問題無く書けるようになりますよ。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
①転職先の会社が求める経験やスキルを記述する
志望動機には転職先の会社が求める経験やスキルを記述しましょう。
特に異業種への転職の場合は、今働いている会社で身に付けたスキルや経験をそのまま伝えても、採用したいと思って貰えません。
実際、企業側は第二新卒の転職者が経験やスキルは持っていないことは分かっています。
それよりも、会社が求めるものを身に付けようと努力している姿勢や成果が見られていると言っても過言ではありません。
可能であれば、業務時間以外で何か取り組んでいることがあるなら、それをしっかりアピールした方が良いですね。
無いようであれば、社会人経験の中で得たものを転職先の会社に合わせて話していくでも大丈夫ですよ。
転職先の会社について深く調べつつ、自分をアピール出来るように整理しておくことがポイントです。
②その会社でないといけない理由を記述する
志望動機にはその会社でないといけない理由をしっかりと明記しましょう。
他の会社でも使えるような志望動機だと、どの会社でも良いんだなと企業側に思われてしまいますし、選考通過率は確実に下がります。
採用サイドも志望動機に関してチェックしているので、どこでも使えるような汎用性の高い志望動機は選考対象外となってしまいます…。
以上の点から、本気の転職活動なら当たり前ではありますが、転職先によって志望動機は変えていく必要があるんですね。
他の企業には無い転職先の魅力を踏まえて志望動機を書くことが出来れば、この点は大丈夫かと思うので、作成する際は意識しておきましょう。
③新しい仕事・環境への適応力をしっかりアピールする
第二新卒での転職の場合は、新しい事への適応力をどんどんアピールするようにしましょう。
理由としては、企業も20代若手社員には柔軟な対応力があることを望んでいるからですね。
新卒が新しい仕事を自発的にどんどん学んでいくのと同じように、第二新卒の転職者にも新しい仕事への適応力が求められます。
人間歳を取ってくると仕事以外でもそうですが、新しいことを覚えることが苦手になっていくんですよ…。泣
中年代は1つ仕事を覚えるのに時間も掛かってしまうことから、第二新卒の若い人材であれば、効率良くスピーディーに成長してくれると思われている訳です。
労働環境についても同じことが言えます。
新しい環境は誰でもストレスを感じますから、第二新卒ならすぐに職場の雰囲気にも慣れて貰えるだろうと企業側も考えている訳ですね。
社会人経験があるので新卒と同じようにはいきませんが、どんな環境の変化にも柔軟に対応できる姿勢をアピールすることも大切です。
④自分のキャリアビジョンを明確に伝える
将来のキャリアビジョンを転職先の会社に伝えることも本当に大切です。
「えっ、自分からキャリアビジョンについて話すの?」
と思った人も多いと思いますが、基本的に転職での面接では聞かれると思って良いでしょう。
なぜ企業側が質問してくるのかというと、ミスマッチを事前に防ぐためです。
転職者のキャリアビジョンをうちの会社に入ることで実現できるかどうか、という観点で採用担当者も見ているので。
キャリアビジョンをあらかじめ伝えることで、自分的にもミスマッチが無くなるので、第二新卒の転職機会を無駄にすることなく転職先を決めることが出来ますよ。
質問されることも考慮して、今後どのように社会人のキャリアを歩んでいくのか、自分と向き合いながら真剣に考えていきましょう。
⑤企業理念とマッチしていることを主張する
最後に、企業理念と志望動機を絡めて作成するというのは意外と抜けてしまう部分ですが、かなり重要です。
企業理念はその会社独自の考え方や思想の事で、この考え方に基づいて社員は日々の仕事をこなします。
新しく採用する人材に関しても、企業理念に合う人でないと長く働いてもらえないと感じてしまうんですね。
これから末永く働いてもらうためにも、採用サイドはその人の考え方にも注目している訳です。
また、企業理念を志望動機に組み込んでいる人が少ないというのも、選考が通過しやすくなるコツでもあります。
他の転職者と差を付ける意味でも、応募する企業ごとに志望動機を書き分けていくことは大切ですよ。
逆に異業種転職で受かりづらい志望動機の書き方も3つ紹介
今度は逆で、異業種への転職の際に受かりづらい志望動機の書き方についても触れていきます。
特に目立つのはこの3つのパターンでして、志望動機の中に記述されているとかなりマイナスポイントとなりますね…。
- 前職での内容を引きずりすぎている
- 社内制度についての記述が多い
- 未経験職に就くために努力をしていない
客観的に志望動機を見れていない人が陥りやすい罠となっているので注意が必要です。
それでは1つずつ確認していきましょう。
①前職での内容を引きずりすぎている
志望動機に前職の事を書きすぎてしまうのは、実は採用サイドにとってマイナスに見えてしまう部分となります。
原因としては、仮に新しい環境になった際に、その人が実力を発揮できないのではないかと感じてしまうからです。
そんなに前職の事を引きずっているのであれば、別に転職してうちの会社に来てもらわなくても良いよね、そんな風に捉えられてしまうこともしばしば…。
解決方法としては、前職で得た経験やスキルを書く事自体は良いものの、それを活かして新しい会社では何が出来るのか、という部分を中心に志望動機を作成することです。
第二新卒とは言え、早い段階から戦力になって欲しいと企業側は思っているので、出来るだけ早く成長出来るように見せれるかがポイントですね。
②社内制度についての記述が多い
志望動機の中に社内制度について触れてしまう人がいますが、それは転職市場でもNGなので避けて下さい。
社内制度は会社独自のもので、社員の働き方にも直結してくる部分なので、他の企業と比較もしたくなりますし、労働者として非常に大切な部分なのは間違いありません。
しかし、志望動機に社内制度を記述してしまうと、それ目当てで転職したいんじゃないかと思われてしまいます…。
特にブラック企業で働いている人ほど、労働環境を改善したいと考えている人は多く、それが志望動機にも出てしまうケースも多々あります。
ネットで調べれば出てくる情報も多いので、まずは自分で調べてみて、詳しく知りたい制度なんかは聞いてみても良いかもしれません。
それも志望動機には書くと印象が悪くなるので、聞くのであれば、面接最後の逆質問の時くらいにしておきましょう。
③未経験職に就くために努力をしていない
志望動機には現職以外で努力していることをしっかり記述するべきです。
同じ職種への転職であれば問題は無いんですが、未経験職の場合は通用しません。
というのも、異業種への転職の場合、新しく1から仕事を覚えることになるので、現職で培ってきた仕事のノウハウは全く役に立たないケースが多いからです。
むしろ、在職中に未経験転職する為に自主的に学んできたことを伝える方が、よっぽど選考通過率は上がりますよ。
そこまで努力している人がいないというのも理由の1つですが、入社してから早く業務出来るようになると思って貰えるのもあります。
第二新卒は採用コストが掛かる分、なるべく早く会社の戦力になって欲しいと、採用サイドも考えていますから、そこを上手くフォローすることが大切です。
ポイントを踏まえた上で異業種の志望動機の構成・例文を一部紹介
志望動機のポイントを何となく理解出来たと思うので、次はリアルな志望動機をご紹介します。
今回は異業種でも人気の高い4職種をピックアップしてみました。
全体構成から例文までお伝えしていくので、こんな感じで書いていけば良いんだというイメージが掴んでもらえれば嬉しいです。
完成形を知ることで、自分の志望動機の質を高めることが出来るので、参考までにご覧ください。
志望動機の全体構成について
志望動機は下記の順番で作成していくのが望ましいです。
- 志望理由を述べる
- その理由に対する具体例を明示
- 自分のスキルや経験を補足
- 最後に貢献の念を伝える
業界や職種ごとに細かい言いかえは必要ですが、基本的にはこの型に当てはめて記述することで、よりスマートで分かりやすい志望動機になりますよ。
第二新卒ということもあるのでフレッシュさもあり、意欲の高い志望動機が作れたら最高ですね!
以下で例文をご紹介していきます。
営業職(ITコンサルタント)
【例文】
個人的に御社サービスが好きであると共に、製品を通じて本質的な顧客の悩みを解決したいと考えており、それを叶えられるのは御社だけであると感じ、この度は志望致しました。
御社はIT事業を展開しておりますが、提供するWEBサービスは消費者ニーズに的確に沿っており、法人企業向けのサービスも非常に満足度が高いです。
前職では総務職を2年経験しておりますが、仕事をする中で今度は顧客ニーズ解決に踏み込んでいきたいと考えるようになりました。
業界未経験ではありますが、前職で培ってきた対人折衝能力と課題解決力を基に、御社の事業発展に貢献していきます。
クリエイティブ職(プログラマー)
【例文】
アプリケーションを通じて日本の食育文化をもっと発展させたいと願い、この度は御社を志望致しました。
御社は「食品×IT」という分野で一線を画しており、事業規模も年々拡大傾向にあります。
更に日本の食育文化に先進的に携わってきたウェブアプリケーションを開発しているのもあり、そういった環境で働きたいと考えるようになりました。
私は食品メーカーで3年間働いてきましたが、並行して自発的にRubyやPythonのようなプログラミング言語を学んできました。
直近では、Q&A方式で学べる食べ物クイズアプリを自作しました。
御社で働くことになった際には、現場独自の専門知識やスキルを早く身に付け、即戦力になれるように精進して参ります。
技術職(工場生産系)
【例文】
御社は高い自動車生産技術を持っており、同業界でもトップクラスのシェアを誇ることから、高品質な製品を通して社会に貢献できると思い、この度は志望致しました。
企画から開発、そして技術職まで一貫して1つのものづくりに携わることができ、業界としても社員1人1人がハイレベルなスキルを持っていることにも魅力を感じています。
また、車の購入率が年々下がっている事にも疑問を感じており、そういった状況を打破できるような製品を作りたいとも思っています。
前職は全くの異業種ですが、営業として商品を販売していた視点からものづくりに貢献していきます。
多くのプロジェクトを経験し、御社に貢献するとともに着実に成長していきます。
事務職(一般事務)
【例文】
御社では社内外の対応サポートは一般事務に業務を集約しており、そういった先進的な考えの元で事務職が経験できることに魅力を感じ、この度は志望致しました。
前職ではコールセンター内で最終消費者のシステム対応を経験してきましたが、今度はステップアップして、社内外で携わる人たちのサポートをしたいと考えるようになりました。
ExcelやWordのようなオフィスソフトは問題なく利用できます、また日商簿記2級も取得しているので、経理関係の仕事も問題無くこなすことが出来ます。
様々な職種の方々がいらっしゃるのは存じ上げておりますが、積極的にコミュニケーションを取ってサポートし、事業発展にも全力で貢献していきたいと思います。
採用担当者は志望動機をどう見ているのか?
では実際に採用を担当する人、いわば人事や役職者の方がどのように志望動機を見ているのか。
それが事前に分かっていたら、ある程度対策を立てられる気がしませんか?
この3つはどの会社でも必ず気にして見ている部分になります。
- うちの会社でないと実現できないものなのか
- 実際に入社したと仮定して今後の成長に期待できそうか
- すぐに転職しないぐらい濃い内容で書かれているのか
志望動機を書く際はこの点注意しながら書くようにして下さい。
こちらについても詳しく見ていきましょう。
①うちの会社でないと実現できないものなのか
会社はそれこそ山ほどある訳ですが、その中から何故うちの会社を選んだのか、という部分は志望動機を通して必ず見ています。
そして、その会社でしか実現できない志望動機というのは、採用側にとっても魅力的に映る訳です。
逆を言えば、他の会社でも実現できてしまうような内容の薄い志望動機であれば、別に選考通過させようと思わないということですね。
こういう背景もあり、志望動機は会社ごとに分けて考える必要があるんです。
「どういうことを伝えたら、企業側は興味を持ってくれるかな?」
常に会社側の目線に立ちながら、喜んでもらえそうなことを題材にして書いていくというのは凄く大切です。
②実際に入社したと仮定して今後の成長に期待できそうか
採用側の目線に立ってみると、あなたが実際に転職してうちの会社に来た場合、ちゃんと成長してくれそうかどうかは重要視しています。
そして、志望動機が見せかけではなく本気で思っているのかどうかも面接時に判断しています。
- そもそもうちの会社で仕事していけそうなのか
- ポテンシャル能力は持ち合わせているのか
- 今までの経験スキルは活かせるものなのか
第二新卒の場合は即戦力ではなく、ある程度教育することも前提で採用しますから、伸び代があるのかどうかチェックしています。
ですが実際は、転職活動の時に意識の高いことを言っていたとしても、転職した後は安心してしまって行動しなくなるという人も多くいるんですね…。
その為、そうなってしまうような人を採用しても、企業としては困ってしまう訳です。
フィルタリングじゃないですが、成長に期待出来ない人をなるべく取らないためにも、志望動機からある程度判断するというのは普通の事だと思います。
③すぐに転職しないぐらい濃い内容で書かれているのか
企業側の心理としては、第二新卒で20代の若い優秀な人材を低コストで採用したいと思っている反面、転職してもすぐに辞めてしまうんじゃないかという懸念もあります。
何故なら、第二新卒での転職というのは言ってしまえば社会人経験が1~3年程度しかないですし、短期離職を経験している人材が長く残ってくれる保証が無いからです。
末永く働いてくれそうかどうかは志望動機から判断していくしかない、というのが実際のところですね。
転職者や採用者にとって、転職理由は凄く大切ですが、志望動機も同じくらい大切な項目です。
気合を入れて書くのはもちろんのこと、出来れば第三者にも客観的に見てもらった方が良いですよ。
誰が見ても志望動機が薄っぺらいと感じてしまうようなものであれば、採用側もそのように感じている危険性があるので、注意が必要です。
志望動機が中々書けないあなたへ…。対策法を伝授!
現在進行形で志望動機を書いているけど中々上手く書けない、そんな人も多いんじゃないでしょうか。
この章では、志望動機が書けない時の対策法についてお伝えしていきます。
- 6割はテンプレ化して4割は企業ごとに分ける
- 仕事が忙しい場合は休日の時間のある時に考える
- 第三者目線で志望動機を確認して貰う
特に異業種への転職の場合は、志望動機を1からガッツリ考えないといけないので、尚更大変だったりします。
就活は経験しているものの、転職活動は初めての方が大多数だと思うので、慣れないことばかりで焦りも出てくるはずです。
なるべく効率良く時間を使って、しっかりと志望動機を作り上げていきましょう。
6割はテンプレ化して4割は企業ごとに分ける
志望動機を1企業ごとに1から全部作成するというのは、正直かなりの手間が掛かりますし、効率が悪いです。
出来ればそうした方が書類選考も受かりやすくなるのは事実ですが、在職中で働きながら転職活動をしている人にとっては、そんな時間が無いのがネックですよね。
そういう時に使える「前半6割はテンプレ化、後半4割は企業ごとに分ける」というやり方があります。
志望動機の前半6割ぐらいはどの企業でも使いまわせるような文章にしておき、それをベースに後半4割を応募する企業に合わせて肉付けしていくというイメージですね。
こうすることで効率良く字数を減らすことが出来ますし、企業に合わせた志望動機に仕上げることも可能ですよ。
1つ注意点があって、応募する企業の業界・職種はまとめておくことがポイントです。
同じ業種であればテンプレ化して使いまわせるんですが、色んな業種を受けたいと考えているのであれば、業種ごとに合わせてテンプレを作るようにしましょう。
仕事が忙しい場合は休日の時間のある時に考える
在職中に転職活動をするのが基本ですが、仕事が忙しい人も中にはいると思います。
そういう場合は、無理に仕事のある日に志望動機を書こうとするのは止めて、休日の時間がたっぷりある日にまとめて書く事をおすすめします。
理由としては、忙しいのに無理に書こうとすると、内容がまとまらずに余計に時間が掛かるからですね。
また無理に書こうとすると、質の低い志望動機が出来上がるので、結局それは提出したところで選考に通る確率を下げるだけです…。
志望動機は転職活動においては非常に大切ですし、ここで手を抜くわけにはいかないので、集中して書ける時に書くのが良いですよ。
絶対に休日にしろとは言いません、自分が一番集中して書けそうな時間帯を探してみて下さい。
第三者目線で志望動機を確認して貰う
正直、一番大切な部分とも言えますが、志望動機の内容で詰まったら第三者に必ず確認して貰うようにして下さい。
客観的に見てもらうということは凄く大事で、自分が思いつかなかったようなことも指摘して貰えたりします。
あと、全部1人で書くのは悪い事では無いですが、あまり質の良くない志望動機であっても、書き切った達成感の方が上回ってしまいがちです。
修正もせずにそのままぶっつけ本番で提出してしまう可能性があるので、一旦冷静になって見て貰いましょう。
誰に志望動機を見せればいいの?
第三者と言っても誰に見せるかで内容も変わってきますが、出来れば転職エージェントに添削して貰うことをおすすめします。
転職のプロ目線で志望動機を1から添削して貰えますし、どう書けば自分の魅力が伝わるのかまで丁寧に指導して貰えますよ。
他にも充実したサービスを受けれますが、求職者は完全無料で利用出来るので、受かる志望動機を書ける自信が無い人は利用を検討してみてはいかがでしょうか。
第二新卒の面接の流れや雰囲気について詳しく解説
この章では、第二新卒での面接の内容についてお伝えしていきます。
結論から言うと、就職活動と転職活動では面接の流れや雰囲気は全く違うんですね。
就活時と同じようにしていけば大丈夫と思っている方もいるかもしれませんが、それだと確実に良い結果を残せないので、まずは認識を改める必要があります。
- 就職活動よりもフランクな面接が多い
- 企業側もミスマッチについて考えている
- 面接回数は2回のところが多い、多くて3回
上記3つは確実に押さえておきたい部分です。
就活と違うとは言っても、正直なところ、転職活動の面接の方が良いと感じる人の方が多いと思います。
その点含めて、詳しく解説していきますね。
就職活動よりもフランクな面接が多い
転職活動における面接の方が、就活時よりもフランクな雰囲気で進行することが多いです。
もちろんこれは会社にもよりますが、基本的には面接官と対等な位置関係で話すことが出来ますよ。
就職活動では学生として面接を受けるので、どうしても立場的には採用サイドの方が上ですし、こちらとしても社員として働いたことが無いので、話しづらかったですよね…。
ですが、転職活動における面接では社会人同士で面接を進行するので、雰囲気もかなりラフよりになっていきます。
また、グループ面接のような大人数で受ける面接というのも少なく、基本的にこちらは1人のことが多いですね。
1人で受けるということは、自分をしっかりアピール出来る機会が大いにあるので、書類さえ通ってしまえば、あとは面接の内容次第で内定までグンと近づけます。
僕自身も経験してそう感じましたが、しっかり面接で勝負できるのは求職者としては大きなメリットだと思います。
企業側もミスマッチについて考えている
第二新卒での転職の場合、企業側もミスマッチについて非常に考えているので、後悔してしまうような転職自体が少ないです。
1~3年で短期離職したという実績があることを承知の上で、採用側も面接していますからね。
第二新卒を取る採用コストも限られているので、企業と求職者が本当にマッチしていると感じた時にしか内定を出しません。
結果的にミスマッチを防ぎつつ、お互いに満足のいくマッチングが可能になっています。
また、転職後のアフターケアも充実している企業が多いので、求職者も安心して転職先を探すことが出来ますよ。
就職活動では大量採用のスタイルを取っている企業が多い
一方で就職活動の場合は、とにかく大量に人を入社させるスタイルをとっている企業は多いです、特に大企業はそうですね。
その中からふるいにかけて、残った人材を成長させていくという考え方が基本なので、ミスマッチがある前提で内定を出すという訳です。
就活生もとにかく内定が欲しいので、本当に自分に合った会社を選ぶ余裕が無いのも事実としてあります…。
第二新卒ではミスマッチも含めてやり直すことが出来るので、入る会社をしっかり選んで欲しいなと思います。
面接回数は2回のところが多い、多くて3回
転職での面接は2回のところが多いです、多くても3回ぐらいが普通かなと。
1回目は人事担当や直属の上司に当たる人と面接し、2回目は採用権限を持った役職の人と面接をするケースが多いです。
就活よりも少ない面接回数で内定まで辿り着けるので、その点は負荷が掛からなくて楽ですよ。
その分、1回あたりの面接が濃いので、面接対策はしっかり行う必要はあります。
在職しながらの転職活動はハードですが、効率良く面接対策をして内定を貰えるように頑張りましょう。
第二新卒の面接対策はずばりどうすれば良いのか?
最後に面接対策について、この章ではお伝えしていきます。
第二新卒の面接では、以下の3つを中心に対策していくことで、内定獲得へと一気に近づきますよ。
- 自己分析や企業研究は入念に行い、不安を無くす
- 異業種転職こそ数多く面接を受けることが大切だと認識する
- 転職エージェントを活用して面接通過の精度を上げる
転職活動は準備こそ大変ですが、ちゃんと準備出来れば転職成功させることは難しくありません。
それでは1つずつ見ていきましょう。
自己分析や企業研究は入念に行い、不安を無くす
自己分析や企業研究は細部まで入念に行い、転職活動の不安を無くしていくことが大切です。
仕事が忙しくて準備する時間が取れないなど、人それぞれ条件は違いますが、どれだけ本気で準備したかで成功できるかどうかは決まると言っても過言ではありません。
まず、自分がどういう仕事に就きたいのか、就活時と考えも変わっていると思うので、その部分をしっかり洗い出して整理しましょう。
次に、選考を受ける企業について、面接で何を聞かれても答えられるように企業研究をしっかり行っていきましょう。
準備をきちんとしておけば自信も湧きますし、ポジティブな気持ちで面接を受けることが出来ますよ。
悔いの残らないように、事前に出来ることは全てやることが大切です。
異業種転職こそ数多く面接を受けることが大切だと認識する
異業種転職ではとにかく面接数をこなしていくことが大切です。
理由としては、そもそも異業種転職で内定を貰える可能性はかなり低いからです…。
第二新卒で未経験転職の場合、書類が通過する確率は約20%と言われています。
内定を貰える可能性を考慮すると、更に可能性が低くなるので、まずは色んな企業に応募するということが大事なんですね。
転職活動は就職活動と違って、自分のペースでゆっくり続けることが出来ます。
自分が納得いく会社に内定を貰えるまで転職活動は続けることが出来ますから、満足いく会社に行けるように頑張っていきましょう。
とは言っても、応募する企業はしっかり厳選していく必要はあるので、しっかり調べた上で選んでみて下さい。
転職エージェントを活用して面接通過の精度を上げる
第二新卒での転職活動は在職中の勝負になる為、とにかく効率良く対策していくことが重要です。
その為には、転職エージェントを活用して面接通過率を上げるということも1つ視野に入れておきましょう。
転職エージェントを利用することで様々なメリットが得られます。
- 書類・面接対策をして貰える
- 非公開求人を紹介して貰える
- 推薦文付きで企業に応募出来る
エージェントは転職市場のプロですから、直近の傾向を踏まえて一番最適なアドバイスをして貰えますよ。
求職者の利用は完全無料なので、興味のある方はぜひ利用してみて下さい。
まとめ
第二新卒で異業種転職をするのは大変ですが、職種を大きく変えるラストチャンスなのも事実です。
30代を過ぎてしまうと異業種転職は更に難しくなるので、20代の早い段階で職種を変えることは正解だと言えます。
志望動機を書くのも大変ですが、コツを掴んでいけば転職が初めてでも問題なく書けるようになりますよ。
もし転職活動に不安を感じているのであれば、転職エージェントなどの外部サービスも利用しながら対策していくのもおすすめです。
ぜひ検討してみて下さい。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。