第二新卒がハローワークを利用すべきでない5つの理由!

  • 皆さん、こんにちは!秋といえば栗きんとんですが、高級なので1個を30口ぐらいかけて食べてしまう、就活マンです!

今回は新卒入社3年以内の第二新卒が、ハローワークを利用すべきでない理由について解説します。
そもそも僕は「ハローワーク」をおすすめしません。

第二新卒でハローワークで転職先を探そうとしている方は、ぜひ一読してくださいね!

ハローワークとは?

「ハローワーク」とは、公共職業安定所の通称です。

1988年に旧労働省(現厚生労働省)が全国から通称を一般で募集して、決定したのが「ハローワーク」という別称なんですよね。
実際に、「ハローワーク」の名前が使われ始めたのは、1900年からです。結構古い。

「お仕事よ、こんにちは!」という意味合いですが、何とか職安のイメージをもっと親しみやすく、明るいものにしたいという狙いが込められているわけです。

しかし、実体は従来の職安(職業安定所)と変わらないんですよね。

ハローワークの役割

「ハローワーク」の大きな役割は、もちろん雇用の促進ですが、求職者・求人企業とも無料で利用できるのが大きな特長です。

2017年度の調査ですが、「ハローワーク」の数は、全国で544カ所設置されています。
職員は1万536人、相談者数は1万5702人です。

主な事業内容は、職業紹介が中心ですが、ほかに雇用保険や雇用対策などがあります。

1日の利用者は推計で17万人とかなりの数になっています。

ハローワークを利用すべきでない5つの理由

転職や就職を考えた時に「ハローワーク」を利用しようとする人は多いです。

しかし、ハローワークを頼るべきかと言うと、一概にそうとは言えません。
それは、求人企業が「ハローワーク」を無料で利用できることにも起因しているんですよね。

①大企業の求人が少ない

一度でも「ハローワーク」を利用したことがある人なら気づく人もいますが、求人企業に東証や大証など、全国の株式市場に上場している企業は少ないです。
大企業の人材用は、予算が潤沢にあるため、転職エージェントや転職サイトを利用している場合が多い。

なかでも有能な人材を求める大企業は、求職者の能力や経験、知識などが高い人材を積極的に採用したいという欲求が非常に強い。
会社としてのブランドやプライドを汚すような人材は採用したくないんですよね。

だから、ヘッドハントが盛んに行われているし、転職エージェンシーを積極的に利用しているケースが多いんですよ。
なぜなら、求職者の身元がはっきりしているから。
ほとんどの転職エージェントは、求職者の能力をある一定の基準でないと登録できない仕組みになっています。

そのため、CMなどでいかに当社では優秀な人材を揃えているかをアピールできるんですよね。

だから、求人企業も求職者も無料で利用できる「ハローワーク」にはあまり見向きもしません。
したがって、「ハローワーク」の求人企業には大企業がほとんどいないんですよね。

②資金に余裕のない企業の求人が多い

求人企業にとって、転職エージェントや求人広告などを利用すると10万単位の費用がかかります。
その点、「ハローワーク」は無料で求人情報を受け付けてもらえるので、利用しやすい。

しかし、無料で利用できるという点から、「ハローワーク」に求人情報を申し込む企業は、玉石混淆になります。
なかには、ブラック企業といわれる悪質な企業も混じっていることがあります。

さらに、求人に経費を費やす余裕がない企業も多く、中小企業の求人数が多いのも事実ですね。

たとえば、従業員10人以下の企業では、とてもではないが、採用にかける予算はほとんどありません。
口コミで採用するといっても、零細企業に応募するものは皆無と言っていい。

よって、無料で求人情報を提供してくれる「ハローワーク」に頼らざるを得ません。

そうやって資金に余裕がない企業の求人情報が増えていくという理屈ですね。

そのため、求職者はしっかり求人内容を見極める目を養う必要があります。
その点については、「ハローワーク」側も認識しているようで、求職者がよりよい企業に就職しやすくするための施策をいろいろ採用し始めています。

③第二新卒のキャリア形成に役立つ求人が少ない

そもそも大学を卒業して新卒で企業に入社したものの、3年以内に転職や離職する人の総称を「第二新卒」といいます。
厚生労働省がまとめた「新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移」によると、大学卒者の平均離職率は30%前後もいるんですよね。

つまり、3人に1人が3年以内に最初の就職先を辞めていることになります。
ちなみに、中卒は67%、高卒は45%、短大卒は42%と、学歴が低くなるほど、3年以内の離職率は高くなっています。

第二新卒が最初の就職先を辞める理由はいろいろですが、中には、「自分のやりたい仕事ができない」「自分はこんな仕事はしたくない」「もっとやりがいのある仕事がしたい」というかなり前向きな理由が原因で辞める人も少なくありません。

それは、就職するときに、企業の実態をつかめぬまま就職してしまったことが要因です。
それだけに、仕事にやりがいを求めている若者は少なくない。

そうした若者たちの希望にはたして「ハローワーク」の求人企業は応える事ができるかといえば、心もとないのが実情。

そのため、そうした第二新卒の人材は転職エージェンシーや転職サイトを頼ることが多くなります。
ただ、注意点としては、転職エージェントは高い紹介料を取れる人材には手厚く対応するが、そうでない人材に対しては冷遇する傾向にあるので、利用する場合は注意が必要です。

④ハローワークの社員は求人選びのプロではない

「ハローワーク」の職員は、国家公務員だが、相談員はそうでもありません。
相談員の多くは非正規職員といて、1年ごとに雇用契約を結ず、いわゆる契約社員という身分がほとんです。

だから、厳密に言うと、キャリプランを考えたり、転職についてスペシャリストは少ないんですよね。
公務員だからといって、転職や就職のエキスパートではない。むしろ、そんなものとは無縁の人たちです。

相談員にしても、なかには大企業の人材採用部門での経験を見込まれて、相談員として働いている人もいますが、そういう人はまだまだ少ない。

厚生労働省は、「ハローワーク」の事業改善を目的に、キャリアコンサルタントや人材最世経験者、医療心理士などの採用を増やして入りますが、それは大都市に集中しています。
地方の中小「ハローワーク」では、そんなスペシャリストの相談員がいることは期待できないのが実情。

だから、運が良ければ、親身になって相談に応じてくれる相談員にあたるかもしれない。
しかし、相談員の多くは、仕事として転職相談や就職相談をやっているのであって、所詮は他人事。
また、相談員のなかには、キャリア評論家のような人もいるので微妙としか言いようがありません。

⑤ハローワークのサイトが非常に使いにくい

一度でも「ハローワーク」の求人検索システムを利用した方は感じていると思いますが、検索サイトが非常に使いづらいという声をよく聞きます。

それは、条件検索の場合はそうでもないですが、詳細条件検索になると、入力する項目が多くありすぎるので、入力するのが嫌になってくることがあります。

もっと手軽に求人情報の閲覧ができるようなシステムに改善するほうが良いのではないかと思っている人は少なくないはずですね。
その点、転職サイトなどの求人情報はスッキリ見やすくて、利用しやすいです。

ハローワークを利用すべき人の特徴

「ハローワーク」を利用している人はどんな人でしょうか。
利用者数などの統計はありますが、利用者の特性を調べたものはないので、推測するしかありません。

転職エージェントを利用しても希望の求人がなかった人

転職エージェントに登録していても、なかなか就職が決まらなかったり、転職サイトで応募してもことごとく採用を見送られたりすると、就職・転職活動が嫌になってきますよね。

そうした人たちの受け皿として、「ハローワーク」の役割の一つがあります。

求人企業のレベルは、転職エージェントや転職サイトよりも劣るかもしれないが、贅沢をいわなければ、働ける職場はある。
よって、転職エージェントを利用しても、全然就職先が決まらず困っている人にとっては利用価値があるかもしれません。

地方の田舎で就職したいと考えている人

都会での就職を諦めて、地方へIターンやUターンを考えている人に、「ハローワーク」はうってつけです。
なにしろ、全国の求人情報100万件前後を検索して、情報を得ることができる。

そういう人にとっては、「ハローワーク」は利用のしがいがありますね。

とくに、既卒者は地方では望まれています。
何しろ、地方は過疎化が進んでおり、住民自体の流出が止まらない。

地元の企業では人で不足で、常に「ハローワーク」に求人情報を提供しているのが現状です。

さらに、地方では場所にもよりますが、人々が温かい。親切な人が多い。時間ものんびり過ぎていく。
若いから都会と比べると物足りなく思うかもしれませんが、地方への転職は既卒の選択肢の一つとして考えておいてもいいかもしれません。

「ハローワーク」には、既卒者の利用は少ないが、地方の田舎で転職を考えている人には、ぴったりの機関だと言えますね。

ハローワークの仕組み

この章ではハローワークの仕組みについて、もう少し深堀りしていきましょう。

「ハローワーク」を初めて利用する人は、まず、求職者登録が必要です。

ハローワークカードについて

求職者登録をすると、ハローワークカードがもらえます。
それを持っていると、日本全国の「ハローワーク」を利用することができるんですよね。

たとえば、自分は今埼玉県に住んでいるけど、北海道で就職したいと思ったら、実際に北海道の札幌市にある「ハローワーク」を利用することができます。

ただし、ハローワークカードの有効期限は3カ月。
しかし、最終月の3カ月目に一度でも「ハローワーク」を利用すると、自動的に1カ月期間が延長される仕組みになっています。

しかし、現在はインターネットが普及しているので、そんな費用と時間をかける必要はありません。
ハローワーク・インターネットサービス」の求職情報サイトログインの項目のところで、ハローワークカードに記載されている自分のIDと、申請したパスワードを入力すると、求職情報サイトにログインできます。

そうすると、日本全国の「ハローワーク」に登録されているほとんどの求人企業の情報を閲覧できます。

ハローワークは行かなくても自宅で十分

これは「ハローワーク」にいかなくても、自宅にパソコンがあれば利用できます。
「ハローワーク」でいちいち求人情報を検索する必要はありません。

自宅で検索した求人情報を持参して、「ハローワーク」の職業相談・紹介コーナーで番号札をとって、就職相談を待つ。
相談コーナーが混んでいないとすぐに対応してもらえるが、混んでいるとかなりの時間、待たされることがあります。

だから、狙い目は中小のハローワークがいいかもしれないですね。

これはある人から聞いた話なのですが、ハローワークに求職者登録をしたら、すぐに受付の人が「何番窓口にいってください」と、待つことなく相談員のところで、就職・転職の相談をすることができたそうです。

それから、これもあまり知られていませんが、「ハローワーク」では、相談員が希望する会社に電話をして、求人内容の詳細な確認とか、その企業の業績、社風など事細かく聞いてくれたうえで、面接日の予約までしてくれます。

さらに、面接企業に対して、紹介状も書いてくれます。

「ハローワーク」を利用する人は、失業していて、就職を探している人ばかりが利用しているわけではありません。
すでに企業に勤めていて、転職を考えている人でも、「ハローワーク」を利用することができるんですよね。

その点では、万人に対して「ハローワーク」は門戸を開いていると言えます。

求職者登録なしでも求人検索可能

さらに、「ハローワーク」では、求職者登録をしなくても、求人情報の検索はできるようになっています。
しかし、その場合、求職者登録をしている人は全国の100万件以上の求人情報は検索できますが、求職者登録をしてないと80万件前後の求人情報しか閲覧することはできません。

よって、少しでも多くの求人情報を閲覧したいと思えば、求職者登録を行ったほうがいいんですよね。

ハローワークは非常に混む

「ハローワーク」に行くのなら、できるだけ人が少ない時間帯や曜日に行く必要があります。
それなら就職相談もあまり待つことがないですからね。

「ハローワーク」が混むのは、週明けの月曜日で、時期でいうと3月から5月がもっとも人が多くなります。

よって利用するなら、週の後半の木曜日か金曜日。
そして、雨の日は利用者が少ないので、もっとも利用者がいないのは、週の後半の雨が降っている午前中が狙い目になります。

しかも、東京で言えば、飯田橋の「ハローワーク」などの大規模のところはさけて、三多摩地方の「ハリーワーク」だと比較的利用者は少ないのでおすすめですね。
(第二新卒にはおすすめできませんが…!)

ハローワークの対象別の支援について

ではここではハローワークの対象別の支援について少し解説していきます。

新卒応援ハローワークについて

既卒者は案外知らないかもしれませんが、「ハローワーク」には専門分野に特化した「ハローワーク」が存在します。

その一つが「新卒応援ハローワーク」。

全国で57カ所設置されています(2017年度調べ)

これは、既卒者や新卒者を対象に、ジョブサポーターと呼ばれる担当者がマンツーマンで、就職や転職の相談に応じるシステム。

初回は30分出、これは予約なしでも対応してもらえます。
2回目以降の相談時間は1時間で、2週間に一度ぐらいのペースで相談にのってもらえる仕組みですね。

職業興味検査や職業適性検査、履歴書や自己PR文の書き方、面接日が近づくと模擬面接を2回実施、臨床心理士と面談してモチベーションの維持など、精神的な安定を図るなど、求職者がよりよい状態で面接に望めるよう指導しています。

わかものハローワークについて

もう一つは「わかものハローワーク」です。

これは、正社員を希望する人の就職活動を支援する若者専門のハローワーク。
既卒者や大学中退者、在職者などを対象として、年齢は45歳以下なら利用できます。

特徴は、ワークグループセミナーの実施。
3日間から5日間と日数はまちまちですが、就職や転職に必要なスキルを学ぶと同時に、参加者同士がコミュニケーションを図ることで、いろいろな情報を共有して、転職や就職へのモチベーションを高めることができるのが特徴です。

更には、「ユースエル認定企業」という、国が「この企業はブラック企業ではなく、安定した、安心して働ける企業」と認定した企業が参加する面接会も開催します。

全国で28カ所設置されており(2017年度)、2016年度は30万8000人がこの制度で就職を実現しました。

ハローワークを利用する上でのポイント

「ハローワーク」を利用するために前もっと心にとどめておくことは8つあります。

  1. 大企業の求人情報は望めないこと。
  2. ホワイトカラーのような仕事は少なく、現業が多いこと。
  3. 漠然と就職・転職相談をするのではなく、自分の希望をはっきりと述べること。そうすることで、相談員もその人にあった的確なアドバイスができる。
  4. 「新卒応援ハローワーク」や「わかものハローワーク」など、専門のハローワークを利用することで、そうすることで、より自分の希望に沿った転職、就職を果たすことができる可能性が高くなる。
  5. 退職したらすぐに失業保険の給付申請を行うこと。失業保険を給付されているときに再就職した場合は、給付残日数にもよるが、「再就職手当」をもらうことができる。
  6. 「ハローワーク」を通じて就職した先が、前職の給料よりも大幅に減額になっていたら、条件にもよるが、「就業促進定着手当」をもらうことができる。
  7. 相談員の資質に当たり外れはあるが、真剣なんだ、本気なんだという気持ちを前面に押し出して、就職・転職相談に臨むこと。そうすることで、少しでも親身になって相談に応じてくれる可能性が高くなる。
  8. ハローワークはけっして高いハードルではない。臆することなく、利用できるものは利用するといった貪欲な姿勢を保つこと。

以上が「ハローワーク」を利用するにあたってのポイントですが、他にもいろいろなポイントがあるので、ハローワークを利用すべき一部の人は、一度、近所のハローワークをのぞいてみると良いかもしれません。

参考図書
『ハローワーク150%トコトン活用術』(日向咲嗣・著、同文館出版)

参考サイト
ハローワーク・インターネットサービス