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皆さん、こんにちは!大学時代に10個のバイトを点々とするほどの飽き性こと、就活マンです。
今回は「フリーターとは何か?」ということをメインに解説します。
またそれだけじゃつまらないので、フリーターでい続けることのリスクや問題点まで詳しく解説していきますね。
フリーターに関する基礎知識を付けたい人はぜひ参考にしてください。
フリーターとは?
「フリーター」とは何なのか知っていますか?
よく聞く言葉だとは思いますが、きちんと理解している人は少ないでしょう。
ここではフリーターについて解説していきますね。
「フリーター」の定義をサクッと解説!
さっそく「フリーター」の定義から分かりやすく解説していきましょう。
内閣府の公式サイトでは、このように記載がありました。
15~34歳で,男性は卒業者,女性は卒業者で未婚の者のうち,
<1>雇用者のうち勤め先における呼称が「パート」か「アルバイト」である者
<2>完全失業者のうち探している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
<3>非労働力人口で家事も通学もしていない「その他」の者のうち,就業内定しておらず,希望する仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
出典:内閣府「平成27年版 子ども・若者白書(全体版)」
上記の説明を見てもちょっと難しいですよね?
ザックリ説明すると、フリーターとは「定職に就かずにアルバイトで生活している未婚の若者」ということになります。
(契約社員や派遣社員とは違うというわけですね。)
日本のフリーター人数は約138万人!
出典:総務省統計局「労働力調査(詳細集計)2019年(令和元年)平均(速報)」
総務省統計局の調べでは、2019年のフリーターの人数は約138万人という結果が出ています。
日本の人口が約1億2595万人(総務省統計局調べ)なので、およそ10人に1人がフリーターということになりますね。
こう見てみると、意外とフリーター人口が多いことが分かります。
フリーターになる原因、理由とは?
上記では、”フリーターとは何なのか?”を説明していきました。
現在の日本では、様々な働き方がある状況です。
ここでは、「フリーター」になってしまう原因や選んだ理由について解説していきますね。
出典:マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査を発表」
上記の表を見てください!
これは「フリーターになったきっかけ」(2019年10月マイナビ調べ)のアンケートをまとめたものです。
この表を確認してみると、
- 正社員で働くより楽だから(22.0%)
- 明確な職業を思い描けなかった(18.6%)
- 正社員として雇ってくれるところがなかった(17.8%)
- 家庭の事情のため(16.9%)
- 正社員としての仕事がなかった(15.2%)
- 会社を退職・離職したため(14.8%)
- 芸能関係やフリーランスなど、夢のため(7.2%)
という結果になりました。
※()内の数字は全体と比較した際の回答項目割合。
フリーターになったきっかけの理由1位は、「正社員で働くより楽だから」という回答だと分かります。
このアンケートから、”フリーターになってしまう原因”を細かく深掘りしていきましょう!
それぞれの項目について詳しく丁寧に解説していきますね。
フリーターになる原因① 正社員で働くより楽だから
繰り返しになりますが「正社員で働くよりも楽だから」という回答は、上記のアンケート結果で最も多かったものです。
「フリーター=アルバイト」です。
そもそもアルバイトは、正社員だけでは手が回らない仕事の補佐的な役割として雇われています。
そのため、同じ会社で働いたとしても仕事に対する責任は、フリーターの方がかなり軽いです。
責任が軽く、サービス残業もない
重要な役割は、ほとんど正社員が行ないます。
僕も学生時代アルバイトをしていましたが、社員さんしかできない仕事はたくさんありました。
(レジの入金や在庫管理など…)
責任が軽ければ、働くのも精神的に楽ですよね。
また、フリーターは時給制での働き方です。
残業時間が多ければ多いほど、雇用主が払う賃金は多くなります。
そのため、定時になればキッチリ上がれるということもフリーターのメリットといえるでしょう。
サービス残業だらけで心身ともにボロボロになっているのに、給料はフリーター以下という人もいます。
これらを天秤にかけた時、たしかにフリーターという選択が正しい場合もありますよね。
フリーターになる原因② 明確な職業を思い描けなかった
「明確な職業を思い描けなかった」こともフリーターになってしまう原因のひとつです。
例えば、
- 自分のやりたいことが分からない
- どんな仕事が自分に向いているかピンとこない
- 上手く働ける自信がない
などですね。
このような理由でフリーターを選んだ人は、学生時代のアルバイト先でそのまま働いていることが多いです。
働きなれている場所で仕事を続けられることは、新しい作業を覚える必要もありません。
さらにフリーターでも生活に困らない収入を得ることは可能です。
そのため、わざわざ正社員で働く理由を見出せずに定職につかないといえます。
フリーターになる原因③ 正社員として雇ってくれるところがなかった
フリーターになる原因として、「正社員として雇ってくれるところがなかった」ということが挙げられます。
つまりは、就職活動が上手くいかなかったということですね。
内定がひとつももらえなかった、元々受ける企業が少なかったなど理由は様々でしょう。
就職活動が上手くいかず精神的につらくなり、フリーターを選ぶという人もいます。
ある意味”トラウマ”になっているかもしれませんね。
フリーターになる原因④ 家庭の事情のため
“家庭の事情のために”フリーターという道を選ぶ人もいます。
例えば、近しい人の育児や介護などですね。
上記の理由の場合、家にいる時間をある程度確保しなければなりません。
フリーターはシフト制で働くため、時間に融通が利きやすいというメリットがあります。
そのため、正社員ではなくフリーターという働き方を選ぶのです。
フリーターになる原因⑤ 正社員としての仕事がなかった
続いて紹介するのは、「正社員としての仕事がなかった」という理由です。
業界にもよりますが、最初にアルバイトからスタートして正社員を目指すという働き方があります。
あえて「フリーター」を選んだということですね。
余談ですが、僕の友人でタレントや芸人などのマネージャーをしている人がいます。
彼は最初にアルバイトとして雇われて、その後契約社員、正社員となりました。
そのような業界では、アルバイトスタートの人がほとんどみたいですね。
(ちなみにテレビ・ラジオの放送作家さんもそうみたいです。)
このように、「正社員としての雇用・仕事がなかった」という理由が挙げられます。
フリーターになる原因⑥ 会社を退職・離職したため
元々正社員として働いていた人がフリーターになるというケースがあります。
例えば、
- 毎日毎日残業続き
- ノルマに追われてつらい
- 休日出勤当たり前
などですね。
フリーターだと正社員よりも責任も軽く、精神的に楽に働くことができます。
また、シフト制なので、残業時間も少なく決まった時間に退社することが可能です。
正社員で働いていたときと同じように、「つらい思いをしたくない」という理由からフリーターを選ぶ人も多いのです。
フリーターになる原因⑦ 芸能関係やフリーランスなど、夢のため
夢の実現や将来の夢のため、あえてフリーターになった人もいます。
例えば、
- 劇団員やバイト、芸人などの活動を中心としている
- お金を貯めるために複数のアルバイト先を掛け持ちしている
などですね。
フリーターは働く時間に融通性があり、掛け持ちも問題ありません。
自由な雇用形態を求めて、定職につかないという人もいるのです。
フリーターと無職(ニート)の違いとは?
フリーターと無職が混同している人もいるのではないでしょうか?
ここでは、上記2つの言葉の違いについて分かりやすく解説していきます。
まず、「フリーター」です。
冒頭でも紹介しましたがフリーターは、「定職に就かずにアルバイトで生活している未婚の若者」のことを指します。
一方、無職とは「まったく働いていない人」のことです。
ニートなどと言われることもありますね。
仕事はしていないので、もちろん収入はありません。
そのため、親、祖父母などの近しい人から金銭的援助を受けて生活しています。
ざっくりまとめてしまうと、
- フリーター:定職についていないだけで働いている
- 無職:まったく働いていない、収入はない
ということになります。
似たような言葉だと思われがちですが、フリーターと無職では、その意味がかなり違うことが分かりますね。
ちなみにYouTubeにて、「ニート歴10年の人の末路」というマンガ動画を挙げました。
ニートの場合は“いつまでも誰かの世話になれるとは限らない”ということを肝に銘じておく必要がありますよ。
フリーターを続けるリスクについて
フリーターは、「正社員よりも精神的にラク」、「勤務時間を調整して自由に働ける」というメリットがあります。
しかし、この働き方を続けることにはデメリットがあることも事実です。
ここでは、フリーターを続けるリスクについて紹介していきます。
- 収入が不安定
- 昇給・ボーナスは見込めない
- 社会保険・有給休暇・福利厚生の恩恵を受けられない
- 社会的な信用が低い、世間体が悪くなる
- フリーターを続けると正社員になりづらい
上記5つのポイントについて、詳しく解説していきますね。
フリーターを続けるリスク① 収入が不安定
正社員とフリーターを比較すれば、フリーターの方が収入が不安定です。
フリーターの雇用形態は時給制です。
そのためシフトを調整すれば、正社員よりも高いお給料をもらうことができます。
働けば働くほどお金がもらえるというわけですね。
しかし、体調不良、家庭の事情などで仕事ができなくなることもあります。
もしくはシフトを減らされる可能性もありますね。
働く時間が短ければ、その分お給料が減るのです。
フリーターは、雇用主の都合によって簡単に辞めさせられてしまうことがあります。
急に仕事がなくなるのは、精神的にかなりつらいですね。
フリーターを続けるリスク② 昇給・ボーナスは見込めない
フリーターは正社員と比べて責任のある仕事を任されることは少ないです。
そのため、昇給はほとんどないといっても過言ではありません。
さらにフリーターにはボーナスという制度もありません。
(アルバイトにも賞与がある企業もありますが、かなりまれです。)
出典:厚生労働省「正社員とフリーターの格差」
若いうちは正社員とほとんど変わらない給料だとしても、年齢を重ねるごとにその差はどんどん開いていきます。
厚生労働省の調べによると、フリーターと正社員では、生涯年収になんと1億円以上の差があるという結果が出ているのです!
(めちゃくちゃ多い!!)
同じ年数働いても、こんなに差があるなんてびっくりですよね。
フリーターを続けるリスク③ 社会保険・有給休暇・福利厚生の恩恵を受けられない
正社員の場合は、企業から様々な恩恵を受けることができます。
社会保険、有給休暇、福利厚生は、会社に勤めている大きなメリットといえるでしょう。
例えば、”体調不良で数日休むことになった場合”で考えてみましょう。
フリーターであれば、休んだ分だけで給料が減ります。
一方、正社員は有給休暇を利用することで、休んでも月収は変わらないのです。
雇用形態が変わるだけで、待遇に大きな差が出てしまいます。
フリーターを続けるリスク④ 社会的な信用が低い、世間体が悪い
フリーターは社会的な信用が低いというデメリットがあります。
「定職につかない」というだけで、世間体が悪いです。
周りからフリーターは、プラプラしている、だらしない、という印象があります。
さらに、収入が不安定ということからクレジットカードやローンの審査にも通りにくいです。
生活していて、不便と感じることがほとんどでしょう。
きちんと働いていてお金も稼いでいるのに、雇用形態が違うというだけで社会的な信用が低い・世間体が悪いのはつらいですよね…。
フリーターを続けるリスク⑤ フリーターを続けると正社員になりづらい
年齢を重ねれば重ねるほど、フリーターから正社員へになることは困難です。
これは、”社会的な信用が低い”ということも理由にあります。
長い間フリーターだと、企業にとっても採用したくない人材といえるでしょう。
業界や職種にもよりますが、30歳をすぎると正社員への就職は難しくなります。
そのため、フリーターからの転職を考えている人は早めに行動しましょう!
フリーターから正社員になる方法について
将来のことを考えるのであれば、フリーターよりも正社員の方が良いということをお話しました。
ここでは、フリーターから正社員になる方法を紹介していきます。
- アルバイト先で正社員を目指す
- 就職活動を行う
- 転職エージェントに頼ってみる
上記3つの項目について、分かりやすく解説していきますね。
フリーターから正社員になる方法① アルバイト先で正社員を目指す
アルバイト先で、正社員登用制度があればチャレンジしてみるのもいいでしょう。
働きなれている勤務先で、安定して仕事をできるのは安心ですね。
しかし、テストに合格する必要があったり、ある程度勤務期間が必要になったりします。
さらに、”契約社員”という段階を踏む可能性も。
いますぐに正社員になりたい!という人には、あまりおすすめしない方法ですね。
フリーターから正社員になる方法② 転職活動を行う
フリーターから正社員になる方法として、転職活動を行うという選択があります。
- アルバイト先での正社員登用は見込めない
- 早く正社員になりたい
- 新しい仕事にチャレンジしたい
という人におすすめです。
自分で転職サイトに登録して、応募するという流れですね。
最近では”フリーター歓迎”の求人も多いので、転職活動も比較的しやすいでしょう。
しかし、初めて転職という人はどんな風に進めていけばいいか分かりませんよね?
不安も大きいでしょう。
そんな人に向けて、おすすめの方法を紹介していきますね。
フリーターから正社員になる方法③ 転職エージェントを頼ってみる
フリーターから正社員になりたいのなら、転職エージェントを活用してみましょう!
僕が最もおすすめした方法になります。
「転職エージェント」とは、人材紹介サービスのひとつです。
具体的のサポート内容を紹介していきますね。
- 応募書類の作成・添削
- 模擬面接など対策に協力してくれる
- 希望に沿った応募企業を進めてくれる
- 面接日などスケジュール調整
などなど、こんなにも手厚いんです!
しかも上記のサポートは全部無料で、求職者がお金を払うことはありません。
こんなにサービスが充実していれば、初めての転職も安心できますよね!
転職エージェントを利用する注意点について
注意点としては、転職エージェントも企業が提供するサービスの1つです。
あなたが正社員として採用が決まった時に、紹介した企業から「紹介料」が支払われる仕組みなんですよ。
よって転職エージェントによっては「利益を出すためにどこでも良いから紹介してくる」という人もいる。
親身になって、あなたのことを思って求人を紹介してくれない人もいるってことを覚えておいてください。
そんな最低な担当者と出会った場合は、その担当者からの支援をやめて他を利用することをおすすめします!
おすすめ転職エージェントを紹介!
先に言ったとおりで、転職エージェントの質が低いところも多いのが現状です。
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登録・利用は「完全無料」なので、とりあえず登録するだけでも損はありませんよ。
(実際に僕は1円も払っていません!安心してください!)
おわりに
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。
フリーターという選択肢を僕は全然悪いとは思いません。
正社員になることに固執しすぎて、ブラック企業にい続けて鬱になってしまう。
自殺してしまう方がよっぽど不幸せだからです。
大事なことは「自分にとっての幸せとは何か?」を明確化することにあると思います。
その幸せをフリーターとしても達成できるなら、問題はない。
ただし、フリーターでいるリスクを考慮した上で、選択をしましょう。
これから人生100年時代に突入します。
今だけ楽できれば良いのか?
今の生活を40歳、50歳・・・80歳と続けていくことが可能なのか。
あらゆる角度から自分の人生を考えて、最良の1手を打ってください。
陰ながら応援していますね。