既卒とは?【フリーターや第二新卒との違いを解説!】

  • 皆さん、こんにちは!YouTubeで「暖炉」の映像を流しながら記事を執筆する時間が好きな、就活マンです。

今回は「既卒」について、概要や就職のポイントをまとめて解説していきます!
ちなみに既卒の他にも、第二新卒やフリーターなど様々な定義がありますよね。

そういった他の定義との違いについても詳しく話すので、「自分は既卒なのかな?」という確認もここでしておいてください。

既卒とは?

まずは「既卒」という言葉の意味について、サクッと解説していきます。

既卒とは、「高校、専門学校、大学・短期大学などを卒業した後に正社員としての勤務経験がない者」を指します。
ざっくり説明すると、「学校を卒業したけれど、1度も正社員として働いたことがない人」になりますね。

ここで大切になってくるのは、「正社員」になったことがあるかどうか。
例えば、卒業後に働いてはいるけど「アルバイト」であれば既卒となります。

仕事の有無ではなく、正社員としての就労経験の有無が判断のポイントです。

既卒になる理由について

上記で「既卒とはなんなのか?」についてざっくり紹介していきました。

しかし、「既卒になる理由」とはなんなのでしょうか?
若手人材(第二新卒・既卒・フリーター)に特化した人材紹介事業を行っている、「株式会社UZUZ」のアンケート結果を見ていきましょう。

出典:株式会社UZUZ「2022年春入社の学生から「通年採用」を拡大|20代「既卒」に聞いた就職活動に関する意識調査

上記のグラフを見てください。
これは「どのような理由で既卒になったのか?」について、アンケート結果をまとめたものです。

この表を確認してみると、

  1. 学生時代に就職活動をしなかったため(36.1%)
  2. 学校を中退したため(16.7%)
  3. 公務員・国家資格を目指していたため(14.2%)
  4. 学生時代に就職活動をしたが、内定を獲得できなかったため(13.6%)
  5. 学生時代に内定を獲得したが、辞退したため(11.1%)

という結果になっていることが分かります。
※()内の数字は全体と比較した際の回答項目割合

このアンケートから既卒になった理由は、「学生時代に就職活動をしなかった」という回答が最も多いですね。
それぞれの項目について、1つずつ深掘りをしていきましょう!

ちなみにアンケート出典元の株式会社UZUZは、「ウズキャリ」という既卒・フリーター・第二新卒をメインとして就職支援を行っています!

↓以下の記事にて「ウズキャリ」の評判、利用方法などをまとめています。
(実際に僕が面談まで行った体験談も記載していますよ!)

既卒になる理由① 学生時代に就職活動をしなかったため

既卒になる理由の第1位は、「学生時代に就職活動をしなかったため」です。

出典:株式会社UZUZ「2022年春入社の学生から「通年採用」を拡大|20代「既卒」に聞いた就職活動に関する意識調査

上記表を見てみましょう。
就職活動をしなかった具体的な理由としては、

  • 自分のやりたいことが分からなかった
  • 就職する以外でやりたいことがあった
  • 単位取得や卒業研究、部活動が忙しかった
  • 大学院への就職を考えていた
  • そもそも就職する意味が分からなかった

などが挙げられます。

個人の事情によって、その訳は様々あるということが分かりますね。
最も多い回答は、「自分のやりたいことが分からなかった」という理由です。

就職活動は悩みが多い分、ドツボにはまってしまう人は少なくありません。

既卒になる理由② 学校を中退したため

学校を中退してしまったことが既卒になった訳として挙げられます。

中退してしまった理由は様々ですが、主に

  • 大学・専門学校などでやりたいことが見つけられなかった
  • 人間関係に悩んでしまった
  • 学校に行くよりも優先したいことがあった
  • 費用面でどうしても学校に通えなくなった

などが考えられるでしょう。

学校を辞めた後は、働かない・働いてもアルバイトというケースが挙げられます。

既卒になる理由③ 公務員・国家資格を目指していたため

公務員・国家資格を目指していたため、就職活動を行わなかったことも理由に挙げられます。

公務員試験では、難解な筆記試験も出題されます。
そのため就職活動を並行して行うのは相当ハード。
公務員試験に1点集中する人も少なくありません。

看護師や薬剤師、理学療法士などの国家資格に失敗してしまったことも考えられます。
上記資格は難易度も高く、直接就職に結びついているため、一緒に就職活動を行う人はまれです。

このように、公務員や国家資格を目指していたため既卒になったパターンもあります。

既卒になる理由④ 学生時代に就職活動をしたが、内定を獲得できなかったため

就職活動をしたものの、「内定を獲得できなかった」というケースもあります。

出典:株式会社UZUZ「2022年春入社の学生から「通年採用」を拡大|20代「既卒」に聞いた就職活動に関する意識調査

上記のグラフを見てください。
こちらによると、就活生自身が内定が獲得できなかったと思う理由は

  • 自己分析が不足していた
  • 選考社数が少なかった
  • 面接に苦手意識があった
  • 業界や業種を絞りすぎていた
  • 手当たり次第に受けてしまった

ということが挙げられています。

自己分析をすることで、自分がどういった企業に就職したいかも見えてきます。
なお、面接で説得力のある志望動機・自己PRを言うことも可能でしょう。
そのため自己分析は就職活動において重要です!

既卒になる理由⑤ 学生時代に内定を獲得したが、辞退したため

既卒になったのは、「就職活動に内定をもらっていたが辞退したこと」が理由として挙げられます。

出典:株式会社UZUZ「2022年春入社の学生から「通年採用」を拡大|20代「既卒」に聞いた就職活動に関する意識調査

辞退した理由として上記のグラフを確認してみましょう。
こちらのアンケート結果によると、

  • 親や周囲の人から反対された
  • やりたいことや興味が別の分野に移った
  • 入社研修等に参加し、社風や環境にミスマッチを感じた
  • 条件(給料・休日など)が良くないと感じた
  • 配属された業務内容が合わないと感じた
  • 内定先企業の良くない評判は噂を耳にした

という理由が挙げられます。

内定はもらったものの、ミスマッチが生じてしまったというケースですね。

既卒と第二新卒との違い

既卒と類似している「第二新卒」という言葉があります。
違いについてあまり分かっていないという人も多いのではないでしょうか?

ここでは第二新卒の意味と既卒との使い分けについて解説していきます。

↓以下の記事にて、第二新卒の定義や転職のコツについてまとめています!

「第二新卒」の意味とは?

第二新卒とは、「学校卒業した後に1度就職をしたが、1〜3年以内に離職した求職者」を指します。
ざっくり説明すると、「新卒で就職したけど3年以内に辞めた人」のことです。

つまり、正社員としての就業経験があるかどうかが既卒との違いですね。

就職活動の際はライバルになることもある

第二新卒の就職活動は中途採用枠を使うことがほとんどです。
一方既卒者は年齢、卒業後の経過年数によっては、新卒採用の枠で応募できます。

なお、中途採用枠でも選考を受けることができるので(求人条件による)、第二新卒者とはライバルになることも。

就労経験がある分、社会人としてのマナーも身についている第二新卒が有利とされています。
既卒者はライバルに勝つためにも、しっかりと対策を行う必要があることを覚えておきましょう!

既卒とフリーターとの違い

既卒と似たような言葉で「フリーター」があります。
この2つの意味をよく理解できていない人も多いのではないでしょうか?

ここでは、既卒とフリーターの違いについて分かりやすく解説していきます。

「フリーター」の意味とは?

フリーターとは、「定職に就かず、パート・アルバイトとして生活している未婚の若者」です。
「契約社員・派遣社員」とは違うので注意しましょう!

↓以下の記事にて、フリーターの就職についてまとめています!

既卒とフリーターの概念は両立する

既卒とフリーターの概念は両立します。
つまり既卒かつフリーターという人も存在するということです。

大学などの学校卒業後、そのままアルバイトとして就職すると「既卒でありフリーター」ということになります。
一方、1度正社員として就職し、その後アルバイトになった人は、「フリーター」です。

繰り返しになりますが、「正社員としての就労経験の有無」によって既卒かそうでないかの区別になります。

既卒でも新卒として応募することはできるのか?

既卒者でも新卒採用枠に応募することはできるのでしょうか?
結論から言えば、新卒として選考を受けることは可能です。

しかし、内定をもらうことが簡単というわけではありませんので注意しましょう。

ここでは、

  • 既卒者が新卒採用枠で応募できる理由
  • 注意しておきたいポイント

について分かりやすく解説していきます。

国が既卒を新卒枠で採用するように後押ししている

出典;厚生労働省「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~「青少年雇用機会確保指針」が改正されました~

厚生労働省では、2010年11月に「卒業後3年以内の既卒者は新卒枠で応募可能にするようにしましょう」という指針を出しています。
つまりは、国が既卒者を新卒の選考を受けられるように後押ししているということです。

その他にも、厚生労働省から対応した企業に向けての奨励金も出しています。
簡単に説明すると、「指針に従ってくれたらお金を払うよ」ということです。

「既卒者を新卒枠で採用させる動き」は、追い風であるということが分かってもらえたのではないでしょうか?

もっと詳しく知りたい方は、下記厚生労働省の資料を確認してみてください!

3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~「青少年雇用機会確保指針」が改正されました~

しかし、注意しておきたいポイントもあります。
次の項目から解説していくので、必ずチェックしてくださいね!

おおよそ2社に1社!既卒を新卒として受け入れる割合は43%

出典:厚生労働省「労働経済動向調査(平成29年8月)の概況

上記の赤枠に部分をみてください。

厚生労働省の調べによると、既卒者を新卒採用の枠で受け入れている企業は46%という結果が出ています。
ざっくりですが2社に1社の割合で既卒の応募可能ということですね。

なお、採用にいたったのは49%。
応募できるとはいえ、そこから内定獲得できるかどうかは頑張り次第ということでしょう。

応募可能な上限年齢は25~29歳!早めに行動しよう!

出典:厚生労働省「労働経済動向調査(平成29年8月)の概況

上記の図は、「既卒者を新卒採用枠で受け入れる上限年齢」についてのアンケート結果です。
こちらも厚生労働省の調べになります。

上限年齢を25~29歳と答えた企業が45%という結果が出ています。
なお30~34歳になると14%と一気に減っていることが分かりますね。

つまり、応募するなら20代までがリミットということです!

「年齢に上限はない」という回答は67%。
上限を設けていない企業の方が多いという結果が出ています。

しかし、若いうちに正社員として採用されることで、昇給や出世しやすいというメリットが。
その他にも様々な役割を任せられることで、経験を積むことができます。

いくら「応募年齢に条件がない」とはいえ、早めに就職活動をすることに損はありません!

卒業後2~3年以内に応募することが重要!

出典:厚生労働省「労働経済動向調査(平成29年8月)の概況

上記の図も厚生労働省の統計結果です。
「既卒者を新卒採用枠で受け入れる卒業後の経過期間」を調べたもの。

卒業後の経過期間に上限「2~3年以内」と答えた企業は、59%という結果が出ています。
3年を超えてしまうと7%となり、ガクッと下がってしまうことが分かりますね。

卒業後の経過期間に上限がない割合は60%となっています。
この数字だけみると、「いつ応募しても大丈夫なんじゃない?」と思う人もいるでしょう。

しかし、早めのうちに正社員として働くことで、収入も安定するという利点があります。
その他にも手厚い福利厚生のサービスを受けることが可能です。

安定した働き方を求めている人は、卒業後2~3年以内に正社員を目指しましょう。

既卒から正社員になる流れとポイント

既卒から正社員になるには、大前提として「就職活動」を行う必要があります。
しかし様々な方法があるため、知っておくことで活動を有利に進めていくことが可能です。

ここでは就職活動について、主な5つの方法を紹介していきましょう。

  1. 就活サイトを利用する
  2. ハローワークを活用する
  3. 公務員試験を受験する
  4. 中途採用に応募する
  5. 転職エージェントに頼ってみる

それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます!

既卒から正社員になる方法① 就活サイトを利用する

おすすめ度:★★★★・

既卒から正社員になる方法として、就活サイトを利用するという手があります。
具体的なサービスを挙げると、リクナビやマイナビなどですね。

なお就活サイトでも「既卒採用OK」という企業も調べることができます。

しかし、自分で応募する企業を決めて、自力で選考を進めていく必要があります。
初めての就職活動という人は、どうしたらいいか戸惑うことも多いでしょう。

既卒から正社員になる方法② ハローワークを活用する

おすすめ度:★★・・・

ハローワークを活用して正社員を目指す方法もあります。
ハローワークとは、厚生労働省が運営する仕事を紹介する場所です。

特に、新卒応援ハローワークでは、自己分析の手伝いや面接のアドバイス、応募書類の添削を行っています。
利用は無料なので、活用してみても良いのですが、正直求人の質は低いです。

理由として、ハローワークは求人掲載にお金がかかりません。
そのため、零細企業やブラック企業の募集が多いことも事実。
ハローワークを活用する際は、求人をよく見極めて活動していく必要があります。

ちなみに「ハローワークをおすすめしない理由」を別記事で詳しく書いているので、ハローワークを利用しようと考えている方は1度読んでみてください。

既卒から正社員になる方法③ 公務員試験を受験する

おすすめ度:★★★・・

民間企業ではなく、公務員試験を受けるという方法もあります。
自治体にもよりますが、30歳までを制限としているところがほとんどです。
(受験概要は事前に確認しましょう。)

公務員とひとくくりにしても仕事は様々。
ほんの1部ですが、市役所や国税庁などの勤務、警察官などが挙げられます。
そのため、自分のやりたい仕事が見つかる可能性がありますね!

しかし、仕事内容によってテストの難易度も変わります。
試験内容を事前に確認して、受講するといいでしょう。

既卒から正社員になる方法④ 中途採用に応募する

おすすめ度:★★★★・

新卒ではなく、中途採用枠でも既卒応募可能な求人があります。
そのような企業に応募することも、正社員になる1つの方法として挙げられます。
「未経験者歓迎・経験不問」などの条件が記載してあることが多いので注意して確認しておくといいでしょう。

しかし、中途採用として応募する場合は、正社員経験がある人たちがライバルとなります。
そのような人は、仕事での成果や経験が強みとなります。
ライバルに負けないように、応募書類・面接の対策を行いましょう!

既卒から正社員になる方法⑤ 転職エージェントに頼ってみる

おすすめ度:★★★★★

転職エージェントを活用して、正社員になる方法もあります。
「転職エージェント」とは、働きたい求職者と人材が欲しい企業をマッチングさせるサービスのことです。
有名どころだとリクルートエージェント、マイナビエージェントがありますね。

転職エージェントのメリットは、無料で手厚いサポートが受けられること。

  • 履歴書などの応募書類添削
  • 模擬面接などの対策
  • 希望にあった企業への紹介
  • 面接日などの選考スケジュール調整

これらを全て0円で行ってくれます。
その仕組みは、正社員として採用が決まった場合に企業から報酬を受けられるから。
これにより、求職者がお金を払うことが一切ありません。

転職エージェントの中には、既卒者の就職サポートが得意なサービスもあります!
「初めての就職活動だから手厚く支援をして欲しい」という人にはピッタリでしょう。

第二新卒向けに転職エージェントのサービスを提供しているところは、既卒も対応しているところがほとんどです。
よって以下の記事で紹介している転職エージェントを既卒も活用すると良いですよ!

本記事のまとめ

既卒についての理解が深まったでしょうか。
第二新卒やフリーターと、細かい違いはありますが、正社員になる方法に大きな違いはありません。

既卒としてフリーターのままで過ごすと、将来のキャリアアップを含めて得策とは言えません。
特に20代なら、今のうちから専門性をつけて、昇進を狙うもよし、転職を狙うもよしです。

若さは完全に武器です。
時間を味方につけて、ぜひ自分の人生を良い方向に進めましょう。
今回の記事がその役に少しでもたったのなら、嬉しい限りです。